広島・栗林、連続無失点「18」に「勝利に貢献できるように」中継ぎ陣も奮闘
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「広島4-4西武」(27日、マツダスタジアム)
九回に登板したドラフト1位の栗林良吏投手(24)=トヨタ自動車=が1回無失点に抑え、これで自らが持つデビューからの連続無失点記録を「18」に更新した。
「ホームランは駄目といつも思っている。一発を注意しながら投げました」。先頭の中村を遊飛。栗山には中前打を浴びたが、山川をフォーク、呉を151キロ直球で連続三振に斬った。長打力のある西武の中軸相手に堂々とした投球を披露し、力でねじ伏せた。
先発した床田は3回4失点で降板も中継ぎ陣が奮闘した。2番手・菊池保が2回無失点。六回は高橋樹、七回はドラフト3位の大道(八戸学院大)、八回には塹江がそれぞれ1回無失点に抑え、バトンをつないだ。
チームはコロナ禍に見舞われ、主力を欠く厳しい状況だが、右腕の安定感は健在だ。「チームの勝利に貢献できるようにしっかり投げられたらいい」。防御率0・00を誇る失敗しない男が今後も無失点投球を続けていく。