27日に8日ぶり公式戦 広島・龍馬「全力で戦う」再出発西武戦鯉党に勇姿を!

 広島の西川龍馬外野手(26)が26日、27日からの西武戦(マツダ)での全力プレーを誓った。新型コロナウイルス陽性者発生の影響で、21日からの阪神、西武戦計5試合を延期していたが、球団はこの日、27日から試合を再開することを発表。西川は離脱している主力の穴を埋め、ファンに元気な姿を見せることに意欲を示した。

 久々に迎える公式戦を前に、西川はナイン一丸を強調した。「いるメンバーで何とかするしかないので、何とか主力の穴をしっかり埋められるように。一人一人がその試合を全力で戦うことができればいいかなと思います」。静かに闘志を燃やし、自身11日ぶりの戦いに視線を向けた。

 突然のコロナ禍に見舞われ、球団は21日からの阪神3連戦、25、26日の西武戦2試合の延期を発表。23日時点でチームの陽性者は計12人だった。だが24日からこの日までのPCR検査で、3日連続で全員の陰性を確認。管轄保健所と相談しつつ、27日からチーム活動を再開することを決めた。

 鈴木球団本部長は「西武さんに申し訳なかった。試合ができなかったことでファンにも大変な迷惑、心配をおかけしたという気持ちはある」と謝罪し、「(試合が)できることに関してはホッとしているが、まだ安心ではなく、十分に注意してやっていかないといけない」と引き続き感染予防を徹底していく姿勢を示した。

 野手では菊池涼や鈴木誠が陽性判定を受けて離脱中。西川自身は陰性判定だったが、球団独自の判断で「感染拡大防止特例2021」により18日に出場選手登録を抹消されていた。グラウンドに立てない日々もあったが、「不安もありつつ、いい意味で外からカープの試合も見られたのでプラスに捉えています」と振り返った。

 22日から行ってきたマツダスタジアムでの個別練習は「短期集中で」と状態維持に努めてきた。チームは19日・巨人戦(東京ドーム)以来、8日ぶりの試合。投手陣では九里ら先発投手3人が不在となる苦しい戦いを余儀なくされるが、中心選手の一人として、攻守にわたってチームをけん引していく。

 再出発の一戦。「自分自身も実戦から離れているので、何とか元気良くプレーしているところをしっかり見せられたらなと思います」。熱い戦いを待ちわびたファンに笑顔と勝利を届ける。

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