広島・菊池涼、小園ら3人が新型コロナ感染 首位打者の1番&5番の離脱で大打撃
広島は17日、菊池涼介内野手(31)、小園海斗内野手(20)、正随優弥外野手(25)の3選手が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。
菊池涼はこの日、39・8度の発熱があり、PCR検査を受けたところ、陽性が確認された。これを受けて佐々岡監督をはじめ、1軍コーチ、選手、スタッフ74人にPCR検査を実施。70人は陰性だったものの、小園、正随の2人が陽性と判定され、さらに2人が判定を待っている状況という。
菊池涼は開幕から16試合連続安打を放つなど、今季絶好調。ここまで全39試合に出場し、55安打、打率・342、5本塁打、14打点をマーク。打率、安打数ともにリーグトップで3、4月の月間MVPを獲得している。
打線が貧打にあえぐ中、菊池涼は4月7日のヤクルト戦から「1番・二塁」に起用され、チームの大きな得点源となっていた。攻守でチームを支えていた。
また開幕を2軍で迎えた小園は4月23日のヤクルト戦(マツダスタジアム)で1軍昇格すると「8番・遊撃」で即スタメン出場し、初安打、初打点を記録。その後も打撃好調を維持し、16日のDeNA戦(マツダスタジアム)ではプロ初の5番打者でスタメン出場。マルチ安打を放つ期待に応えていた。
管轄保健所によると濃厚接触者はいないものの、18日からの巨人との2連戦(東京ドーム)は球団独自の判断で、大事を取って選手を入れ替えて臨む予定という。借金4の4位から上位浮上を狙う中で、2人を欠く戦いを強いられることになった。
広島県は新型コロナウイルスの急激な感染拡大を受け、16日から緊急事態宣言の追加対象となっていた。球団では今後、さらなる感染拡大を防ぐため、全力を尽くしていく方針だ。