広島・正随、プロ初スタメンで即安打「積極的に打ちにいった」
「ヤクルト0-0広島」(12日、神宮球場)
手応えと悔しさが胸に残った。広島・正随がプロ初スタメンで即安打を放ち、ベンチからの期待に応えた。相手先発が左腕・田口ということで先発出場。「緊張しました」と振り返った中、二回無死一塁から「積極的に打ちにいった」と変化球を左前に運んだ。
昨年9月18日にプロ初安打を本塁打で飾った舞台で今季初安打。必死さをバットに込めて結果につなげた。好機を広げた一打で弾みを付けたかったが、四回は見逃し三振。先頭の七回は三ゴロに凡退し「反省していきたい」と前を向いた。
ウエスタン・リーグでは打率・313、4本塁打、18打点とアピールして4日に1軍昇格。確実性の向上を求め、左足でタイミングを取る打撃フォームに着手して実戦で結果を出してきた。「『打ちたい、打ちたい』という気持ちが強いので、コントロールできれば」。小園や羽月と同期入団の3年目が、貪欲に快音を求めていく。