広島新助っ人バード 2軍1回無失点デビュー 巧みな牽制披露し「左投手の強みだね」

 中日戦に登板し力投するバード
 中日戦に登板し力投するバード
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 「ウエスタン、広島2-3中日」(11日、由宇球場)

 広島の新助っ人カイル・バード投手(前レンジャーズ)が中継ぎ登板し日本でのデビュー戦を1回1安打無失点で終えた。

 七回に出番がきた。先頭・伊藤に右前打を許すものの動じない。続く渡辺の打席。セットポジションから球を長く持ち、けん制で誘い出して二塁でタッチアウトに仕留めた。

 「左投手の強みだね」。昨季は新型コロナウイルスの感染拡大を受け米マイナーリーグが中止になった。実戦登板は1年2カ月ぶり。それでも試合勘は問題がなかった。

 渡辺、ドラフト3位・土田(近江)と続いた左打者は完ぺきに打ち取った。15球を投げ「全体的に良かった」とにっこりだ。

 日本野球の印象を「選球眼が良い。(ストライクゾーンの)外は食いついてこない。2ストライクと追い込んだ後の投球が大事になると思った」と振り返った。登板数を重ねて順応しながら、1軍昇格を勝ち取る意気込みだ。

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