広島・玉村、5回2安打2失点の好投も味方の援護なし 今後につながる94球

 笑顔でベンチへ引き揚げる玉村(撮影・立川洋一郎)
 3回、左前打を放つ玉村(撮影・立川洋一郎)
 4回、ビシエド(左)に先制2ランを浴びる玉村(撮影・立川洋一郎)
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 「中日-広島」(9日、バンテリンドーム)

 プロ入り2度目の先発となった広島・玉村は5回2失点で降板。プロ初勝利は手にできなかったが、中日打線を2安打に抑える投球を披露した。

 三回2死まで無安打投球。1番・大島に二塁打を許したが、京田を中飛に仕留めた。伸びのある直球にカーブ、スライダー、チェンジアップを交えて緩急を生かし、落ち着いたマウンドさばきで味方の援護を待った。

 四回無死一塁からビシエドに中越えへ先制2ランを浴びた。だが後続を封じ、五回も1死一、二塁のピンチで京田、福田を打ち取り、2失点で踏みとどまった。

 バットでは三回2死で、中日先発・柳からしぶとく左前打を放ち、プロ初安打。前回4月29日のDeNA戦でプロ初登板初先発した際には5回5安打5失点(自責点4)でプロ初黒星。この日も節目の白星はつかめなかったが、今後につながる94球となった。

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