広島・大瀬良 反攻宣言「早く戻って流れ変えたい」 今月中の1軍復帰あるぞ

 アドゥワ(左)、野村(右)らとランニングする大瀬良(中央)
 大野でキャッチボールをする大瀬良
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 右腓腹筋の筋挫傷で離脱中の広島・大瀬良大地投手(29)が7日、廿日市市の大野練習場で練習を公開した。すでに2度のブルペン投球を消化するほど回復しており、早ければ今月中にも1軍復帰する可能性が浮上。引き分けを挟んで6連敗中のチーム状況を踏まえ、反攻のキーマンになると誓った。

 表情が順調さを物語っていた。出場選手登録を抹消された4月16日から3週間。離脱後初めて練習を公開した大瀬良は「けがは万全に治って、どんどん上げていければいいかなという状態」と現状を伝えた。この日は午前9時から約2時間、キャッチボール、ノック、ダッシュなどを行い「一日でも早く(1軍に)帰りたいなと思っています」と早期の1軍復帰へ意気込んだ。

 アクシデントに見舞われたのは、先発登板を翌日に控えた4月15日。甲子園での試合前練習のショートダッシュ中、右足に違和感を覚えた。「前兆もなくいきなり来た。頭も真っ白になって…。申し訳ないなと思いました」。そのまま永川投手コーチに背負われてグラウンドを後にし、翌日の検査で「右腓腹筋筋挫傷」と診断された。

 離脱後は「ずっと見てました」と1軍の試合を目にし続けた。引き分けを挟んで6連敗中と苦しむチーム状況にエースの責任感が増幅する。「うまくいかないこともあるとは思いますが、早く戻って流れを変えたい」と反攻のキーマンになることに意欲を示した。

 佐々岡監督は「状態を見てから」と説明。今後は2軍戦の登板を一度挟む予定で、横山投手コーチは「体調面を含めてゴーサインが出れば、こっち(1軍)で考えたい」と一度の登板での1軍昇格も選択肢とし、早ければ今月中にも1軍復帰する可能性が出てきた。

 足の状態が万全でない期間は「肩を休ませたくない」と、椅子に座ってキャッチボールを行ってきた。ブルペン投球は2日に32球、4日に83球を投げ「100%の形で投げることができている」と手応えは十分。全球種に加えてセットポジションも確認し、準備は整いつつある。

 離脱前時点で2勝0敗、防御率0・89。エースの早期復帰は上位進出を狙うチームへの光になる。「焦らず、急いで。戻ることで少しでもチームの空気が変わればいい」。大瀬良が風向きを変える。

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