「広島３－５ＤｅＮＡ」（２９日、マツダスタジアム）

　プロ初スタメンとなった広島の２年目・石原貴規捕手（２３）が、プロ初安打初打点、初盗塁と、初ものづくしの活躍。敗戦の中で存在感を示した。

　４点を追う七回、連打で無死二、三塁となり１ボールから浜口のチェンジアップを捉えた。右前への２点適時打で２点差に詰め寄り、出塁後は二盗も決めた。「ホッとしたではないですけど、良かったかなと思います」と振り返った。

　この日再昇格された２年目。バットで結果を示したが、リード面では同期入団でプロ初先発初登板の玉村を、好投に導くことができなかった。「いい球と悪い球が要所で出ていたので、配球の面でも反省するところはたくさんありますし、次につなげたい」と敗戦を次戦に生かしていく姿勢を示した。