「巨人－広島」（２４日、東京ドーム）

　広島・高橋昂也投手が５回１／３を６安打３失点。勝利投手の権利を得て降板した。このまま勝利となれば２０１８年６月２８日の巨人戦（マツダスタジアム）以来１０３１日ぶりのプロ通算２勝目となる。

　初回に坂本に２ランを浴び、２点の先制を許した。１点差とした二回には、小園の失策からピンチを招き、戸郷のスクイズで２点差とされていた。三回以降は制球が安定し、粘りの投球を披露。変化球を低めに集めた丁寧なピッチングで追加点を許さなかった

　四回には、自らのバットで逆転への道筋を作った。２死一、二塁で打席を迎えると、カウント２－２からの５球目、戸郷の外角の１４４キロ直球を中前にはじき返す適時打。プロ初打点で１点差とした。五回に鈴木誠が逆転２ランを放った。

　高橋昂は花咲徳栄から１６年ドラフト２位で広島入り。１８年に１軍昇格を果たし初勝利を挙げた。１９年は左肘のトミー・ジョン手術を受けて、２年間登板がなかった。１８日の中日戦で３年ぶりの登板。勝敗はつかなかったが、５回１安打無失点の好投を披露していた。