広島・大瀬良、菅野に投げ勝った 安定感抜群、6回0封今季2勝目!

 「広島2-0巨人」(9日、マツダスタジアム)

 エースの仕事をやってのけた。本調子ではないものの、広島・大瀬良が要所を締め得点を許さない。6回6安打無失点。今季2勝目は、菅野との対決を制してつかみ取った白星だ。

 「素晴らしい投手。勝っていくことでチームも乗っていける。何とか勝ちたいという一心で投げました」

 3者凡退は一度だけ。毎回のように走者を背負った。「球を操れていなかった。打ってもらっていく中でアウトを重ねていきたいと思っていた」。会沢や守備陣を信じて右腕を振る。二、六回と得点圏に走者を進めた場面を切り抜けた。

 六回を終え104球。佐々岡監督らと話し合い、続投への思いをグッと胸にしまった。「いろんなことを考えて。後ろにも信頼できる投手がそろっているので託そうと思った」

 先発完投を理想の投手像とする。長い回を投げ抜くことへの使命感も強い。それでも右肘の手術明けのシーズンでもある。「去年みたいなことは絶対にやってはいけない。ここまでで良いですか?っていうのもある意味、責任」。エースとして、チームのことを考えた決断だった。

 菅野との対戦は7度目で3勝1敗になった。「走者をかえさない粘り強さは、さすが」と佐々岡監督。指揮官の言葉はチームの思いでもある。

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