広島 今季ワースト11失点大敗 痛いミス連発…松山負傷交代も

 5回、山崎の打球を追い足を痛めた左翼手・松山。右は西川(撮影・西岡正)
 5回、選手交代を告げる佐々岡監督
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 「ヤクルト11-7広島」(8日、神宮球場)

 15被安打11失点は、いずれも今季ワーストだ。失策は「1」ながら、記録に表れないミスもあった。大敗に、広島・佐々岡監督は「今年は集中力を持って。守備にしても。諦めないという中で投手が足を引っ張ったところもあった。もう1回気を引き締めないといけない」と唇を結んだ。

 初回につまずいた。無死一、二塁で山田が放った打球を左翼・松山が目測を誤って左前打に。失点につながった。3失点後の1死一、三塁でも松山が太田の左犠飛の間に一走・村上にタッチアップを許して、結果的に得点を奪われた。

 先発した中村祐は3回7安打6失点。2試合連続で力を発揮できず粘り切れずに、野手にも負の連鎖が及んだ。五回には会沢の捕逸で失点。さらに松山が山崎の打球に対して再び落下点を見間違えた。ジャンプするものの捕球できず、着地後に下半身を痛めて負傷交代。今後は9日の状態で判断されるが、痛い形となった。

 開幕からここまで、投手陣を含めて堅守で白星をもぎとってきた。守備の乱れもあって喫した黒星。4カード目で初めてカードの負け越しを喫し、9日は移動日なしで広島へ戻り巨人を迎え撃つ。先発は大瀬良で巨人は菅野だ。ミスを減らすことが勝利のカギになる。地元から再び上昇ムードをつくる。

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