広島・大瀬良 223日ぶり復活星 支えてくれた夫人に捧げた7回0封 記念球「妻に」

 「DeNA0-4広島」(2日、横浜スタジアム)

 敵地のマウンドは広島・大瀬良大地投手のものだった。ストライク先行の投球は安定感抜群。DeNA打線に隙を与えず二塁すら踏ませなかった。7回3安打無失点。昨秋の右肘手術を乗り越え、昨年8月22日の巨人戦以来223日ぶりの復活星だ。

 「1つ勝ててほっとしています。支えてくれた人にささげたい」

 140キロ台後半の直球を軸に変化球を散らした。中盤以降はカーブを織り交ぜ、さらに的を絞らせない。「要求通りに投げられた」。会沢と組み立てた配球で相手を手玉に取り、2試合目の登板で今季初勝利をつかんだ。

 今年は投手主将を務める。自覚は開幕前の森下との会話にもあった。昨季新人王を獲得した後輩は、先発の軸となる意気込みを持つ。頼もしさを感じながら、自身のことに注力して良いと伝えた。

 「チームのことを考えるんじゃなく、いろいろ考えたり学んだり自分のことに集中してほしい。結果を残すことがチームのためになる。そういうスタンスでやりなよ、と」

 自身はかつて黒田の背中を見て多くを学んだ。「まだ背負わせることはできない」。今季はリーダーとしての責任感をさらに強めてマウンドに上がる。

 復活星の記念球は「妻に渡します」。一番近くで支えてくれた真由夫人に感謝する1勝でもあった。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス