広島・誠也 3年ぶりVへ4番で導く!責任感胸に「打線引っ張っていけたら」

 広島の鈴木誠也外野手(26)が25日、4番としてチームをけん引していく思いを言葉に乗せた。佐々岡監督はこの日、鈴木誠を4番で起用すると明言し、全幅の信頼を寄せた。チームを何よりも重要視する背番号1は、バットで勝利への道筋を切り開いていく。

 力強い打球が、マツダスタジアムの青空に伸びた。鈴木誠が描く放物線にはチームの夢が託されている。18年から4年連続で迎える開幕4番。主砲は責任感を胸に、思いを言葉に変えた。

 「良いところで打って(チームが)流れに乗れるように。打線を引っ張って行けたら良いです」

 オープン戦では3番で起用された試合があったものの、首脳陣は4番として送り出すことを決めた。佐々岡監督は「基本、誠也は4番。僕の中では変わりない」と力を込めた。4番はチームの顔。勝負強さを誇る背番号1に託した。

 昨季5年連続の打率3割、25本塁打を放った男は今春、打撃改造に着手。左足を高く上げ、軸足に体重を残すフォームに取り組んできた。

 「楽しいですね、普通に。何にしても一緒。今までやってきたことに、プラス何かを変えることでいろいろ気付くこともたくさんあった」と鈴木誠。試行錯誤は続く。それでも完成度を高めてきた新打法で打席に立つ。

 3月中旬にコンディション不良でオープン戦を欠場したものの、開幕へ照準を合わせて状態を上げてきた。「チームの雰囲気は良い。みんなでしっかりやっていきたい」。今年から野手の主将も担う。頼れる主砲が勝利を導く。

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