プロ野球は２６日、開幕する。中日と開幕戦を戦う広島は２５日、マツダスタジアムで最後の調整を終えた。３年連続で開幕投手を務める大瀬良はキャッチボールなどで調整。守護神に抜てきされたドラフト１位・栗林（トヨタ自動車）も明るい表情で練習した。野手陣も鈴木誠らがハツラツとした動きを見せた。

　勝利すれば、４年連続での開幕戦白星になる。佐々岡監督の一問一答は下記の通り。

　－いよいよ開幕する。

　「選手もですが、僕も緊張してきた。正直、期待する半面、不安もある。あとは選手を信じて明日を迎えるだけ」

　－ここまでの調整は。

　「キャンプ、オープン戦も順調にきている。けが人もなく。投手陣はルーキー３人が１軍に入った。まだまだ本人も期待と不安がありながら、こちらは期待する。打撃は結果出ていないが、開幕すれば、上がってくるだろうと期待している」

　－開幕投手の大瀬良については。

　「オープン戦で順調すぎた。怖いくらい。開幕投手を伝え、いい調整した。思い切って、そのまま出してくれればチームを上位に導いてくれる」

　－中日は与田監督が指揮を執る。

　「与田さんとは社会人野球で戦い、同期入団。選手時代のライバルでもあり、意識するところはある。打撃のチームなので早い回で点を取らないと。後ろもしっかりしている。早めに点を取りたい」

　－どんな戦いをするか。

　「一戦一戦集中して。最後まで諦めない、広島野球をしたい。ファンに熱い声援をもらいながら。昨年は無観客で始まり、ファンの声援が選手に力を与えると実感した。開幕から観客上限は５０％だが、熱い声援をもらいながら、優勝目指して頑張りたい」