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広島・佐々岡監督 薮田に鬼采配 1死しか奪えず8失点…初回途中で攻守交代

1回途中、3アウトを待たず交代を告げられ、ボールを紅組先発・遠藤(左)にトスする薮田 
スタンドから紅白戦を見守る佐々岡監督(中央) 
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 「広島紅白戦、白組0-10紅組」(25日、コザしんきんスタジアム)

 広島・佐々岡真司監督(53)が25日、紅白戦で“鬼采配”に出た。薮田和樹投手(28)が初回、打者11人に対して8安打2四球8失点と大乱調。1死しか奪えない状況にイニング途中での強制終了と攻守交代を指示。二回以降も“続投”したが、三回に被弾するなど計9失点。開幕ローテ入りは絶望的となった。

 我慢の限界を超えた。闘志なき者、覇気が感じられない選手は必要ない。頂点を目指す戦いへの準備を整えているからこそ、非情さも示さなければならない。キャンプ最終クール初日の紅白戦で、佐々岡監督が鬼になった。

 怒りの矛先は薮田。開幕ローテ入りを懸けた大事なマウンドだったが、立ち上がりから大きく崩れた。初回、先頭・田中広を内野安打で出塁させ、羽月にはストレートの四球。そのうち2球が暴投となり、堂林に2点適時打を許すという“独り相撲”でつまずいた。

 4番・鈴木誠を三振に斬ったが、6番・大盛から6連打。打者11人に対し8安打2四球の大炎上。打者一巡し、なおも一、二塁となった場面でバックネット裏の指揮官は攻守交代を命じた。1死しか奪えない状況での強制終了に「投げ続けても何の代わり映えもなかったから。ただ、小手先で投げているように見えた。炎上すれば次はない」と厳しく指摘した。

 二回以降も続投したが、変わり身を披露できない。三回は正随にソロを浴び、予定の4回を投げ切れずに2回1/3を11安打9失点。ボール球先行で、82球を費やした。薮田は「悔しいですし、ウミは全部出たと思って同じ姿を見せないようにするしかない」と前を向いたが、開幕ローテ争いからは大きく後退する形となった。

 競争をテーマに掲げた沖縄キャンプも、最終クールを迎えた。開幕ローテ入りを狙う投手陣のサバイバルは激化し、当落線上の投手たちは目の前の登板機会をモノにすることで、次回への挑戦権を獲得できる。

 だからこそ「キャンプの総仕上げ」と位置づけた段階での大乱調は見過ごせなかった。指揮官は「最後の競争の中で言い訳にはならない。今は次があるかないかの競争。また、はい上がってくるしかない」と帰広後の2軍降格を示唆した。

 全ては勝利のため、3年ぶりの覇権奪回のため。チームを束ねる将として、厳しく選手を見極る。

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