カープ中村祐 3種の直球で先発枠狙う 自主トレで可動域広げて“武器”習得

 広島・中村祐太投手(25)が27日、初の開幕ローテ入りに向けて、3種類の直球を武器にしていく考えを明かした。今オフは初めて鳥取市のトレーニング研究施設「ワールドウィング」に足を運び、体の可動域を拡大。従来の直球に加え、新たに2種類の軌道を描く直球を投げる感覚を養った。直球にアクセントを加え、先発陣の競争を勝ち抜く。

 手にした収穫が、明るい表情に表れていた。中村祐は昨年12月中旬から約1週間、鳥取市のトレーニング研究施設「ワールドウィング」に足を運んだ。

 膝や足首、股関節など、あらゆる関節の可動域を広げ、「今までにない感覚がだいぶ出て、理想とするボールに近づいてきた」と手応えを口にした。

 特に変化を感じたのは直球の軌道。昨年までの直球は、カットボール気味に変化していた。今回のトレーニングを経て、新たに2種類の軌道を投げられるようになった。

 「シュート気味に食い込んだり、そのまま真っすぐ行くボールだったり。今までのボールをなくさず、プラスアルファで投げられれば武器になると思う」

 握りは変えず、投球時のイメージで直球にアクセントが加わるという。「イメージでボールが変わる。今までと全然違うイメージで投げている。そこが大きく変わった」。カットボール系の直球があるからこそ、シュート回転で右打者の内角を突く球が「対」になり、投球の幅も広がっていく。

 キャンプでは打者相手に“3種類の直球”を試していく。自身初の開幕ローテ入りへ、変幻自在にストレートを操っていく。

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