広島・鈴木誠 金髪ででっかいテーマ「地球打ちたい」 野手主将に気合

 広島の鈴木誠也外野手(26)が25日、マツダスタジアムに隣接する屋内練習場での合同自主トレに合流し、約2時間半汗を流した。今季から野手の主将を務める主砲は、自覚と責任を持ちながらチームをけん引し、3年ぶりのリーグ優勝を目指すことを誓った。

 髪を金色に染めた姿がひときわ、チームの中で目立っていた。鈴木誠は仲間との再会に時折笑顔を浮かべながら汗を流した。練習後には「いつも通りみんなで楽しんでやりました」と表情を緩めた。

 1月は沖縄県内で森下、堂林、中日・石川昂らと練習に励み、充実のオフを過ごした主砲。今年は12年ぶりにキャプテン制が復活し、野手の主将に任命された。「向いていない」と率直な心境を吐露しながらも、「やることは変わらない。普通に今まで通りやりたい」と泰然自若な構え。理想の主将像は「ない」と言うものの、この日はマシン打撃の際に同期の高橋大に助言するなど、主将としての姿勢も垣間見えた。

 昨季は球団初となる5年連続で3割&25本塁打以上をマーク。主将という肩書がついた今季は「優勝できるように頑張りたい」とV奪回を目標に掲げた。また、巨人・菅野が残留したことにも触れ「すごくいい投手。打てるようにしたい」。昨季10打数1安打に抑え込まれた敵軍エースへ逆襲を誓った。

 東京五輪については「やりたい気持ちは強い」と決意をにじませ、今年の打撃のテーマとして「地球を打ちたい」と“誠也節”の表現で報道陣の笑いを誘ったスラッガー。2021年もバットでチームをけん引していく。

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