広島・大瀬良 5キロ減でベストボディー 右肘手術以来初ブルペン

ブルペンで投球練習する大瀬良(球団提供) 
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 広島の大瀬良大地投手(29)が22日、廿日市市の大野練習場の合同自主トレに参加し、昨年9月に受けた右肘手術以来、初めてブルペンに入った。術後は約5キロの減量を行い、スリムボディーへと変貌を遂げた右腕。体重をキープしながら、3年連続の開幕投手を目指す。

 腕の振りやフォームを確認しながら、丁寧に一球一球を投げた。万全な体で上がった久々のマウンド。大瀬良は感覚を思い出しながら、捕手を立たせて7割の力で直球のみ22球を投じた。

 19、20日には傾斜を使ったキャッチボールを行っていたが、本格的な投球は術後初。「バランスを意識して投げました。菊地原コーチからは『ベリーグッド』とお墨付きをもらった。術後初めてだったので、無事に終えられたので良かったとは思う」と安どした表情を見せた。

 昨季はシーズン中盤に故障で離脱し、5勝4敗、防御率4・41。現在はケガをした教訓を生かし、スリムボディーを維持しながら、復活ロードを歩んでいる。

 以前までは「93キロぐらいが適正かなと思っていた」。しかし、6月に30歳を迎える右腕は、年齢とともに肉体にも変化が表れたことをより実感。術後、肉体改造に着手した。

 昨秋に約94キロだった体重を約89キロへ。筋肉量を維持しながら余計な脂肪をそぎ落とし、約5キロもの減量に成功した。

 「ランニングにしても投げることにしても動きやすさは感じる」と効果を実感。「昨年の今の時期よりも球の質でいえば、今年の方がいい球を投げられているという実感がある。体重をキープする中で、柔軟性などもやっていければ」とさらに磨き上げていくつもりだ。

 2月1日から始まるキャンプは、8年目で初の2軍スタートとなったが状態良好。目指す先は、3年連続の開幕投手だ。

 「そこを目指して頑張っていきたいという思いが一日一日強くなっている。その思いが空回りしないように、しっかりとセーブするところはセーブして、いい準備をしながらアピールしていきたい」

 静かに闘志を燃やしたエースは、まずは2月中の1軍合流を目標に掲げる。徐々にギアを上げ、3月26日の開幕戦・中日戦でマツダスタジアムのマウンドに立つ。

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