広島のドラフト３位・大道温貴投手（２１）＝八戸学院大＝が１５日、広島市内で行われた新人選手の入団発表で、“大道ワールド”で球場を支配できる投手になることを目標に掲げた。

　爽やかな表情を浮かべながら会見に臨んだ。最速１５０キロの直球を武器に、北東北大学野球リーグで通算２２勝を挙げた大道は「僕は先発したら完投型というか、スタミナがある。常に三振を取りにいくスタイルです」とアピールした。

　端正なルックスで入団前から注目を浴びていた。これまで、ジャニーズのＫｉｓ－Ｍｙ－Ｆｔ２の玉森裕太や、Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅの平野紫耀に似ていると言われたことがあるという。

　イケメン右腕としてメディアに取り上げられることは「本当にうれしい」と歓迎。「『大道がマウンドに上がっているわ』という感じで、球場を“大道ワールド”にしたい。見られ方も大事」。女性だけでなく多くの観衆を魅了し、球場の雰囲気を一変させる投手を目指す。

　来春キャンプの１軍スタートは内定。「ファンの方を大切にしたい。愛される選手になりたい」。サービス精神旺盛の新たなプリンスが、九里から受け継いだ背番号１２を背に人気と実力を兼ね備え、チームの顔となっていく。