広島・羽月 躍動2安打2打点 来季は”近本2世”になる
「フェニックス・リーグ、広島9-3楽天」(27日、天福球場)
広島・羽月が2安打2打点と躍動した。初回先頭で右前打を放つと、三回1死一、三塁の好機では、初球を捉えて左翼線への2点適時二塁打。「初球から仕掛けていけました」と白い歯をこぼした。
高卒2年目の今季は1軍で17試合に出場したが、打率・182、0本塁打、4打点に終わった。1軍定着を目指すため、フェニックス・リーグでは長打力をテーマに掲げながら試合に臨んでいる。
目標とする選手は阪神の近本。「自分に近い感じする。目指すならここかなと思う。かっこいいです」と目を輝かせた。同じ左の俊足巧打タイプと似ているが、近本は今季9本塁打とパンチ力があるのが特徴だ。バットを短く持つスタイルもマネしているといい、「二塁で守ってても嫌だった。ああいう打者になりたい」と憧れを口にした。
「体作りをやっていきたい」とオフの取り組みを明かした鯉のムードメーカーが、打力向上を目指していく。