引退試合の広島・石原慶、八回からマスク 打席では同級生能見と対戦 最終打席は右飛

 8回表から守備につく石原慶(左から3人目)はナインとタッチを交わす(撮影・飯室逸平)
 8回、能見と対戦しフルスイングの石原慶(撮影・飯室逸平)
 8回表を無失点に抑え中田とタッチを交わす石原慶(撮影・飯室逸平)
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 「広島-阪神」(7日、マツダスタジアム)

 引退試合を迎えた広島・石原慶幸捕手(41)が八回の守備から試合に出場した。

場内に「キャッチャー石原」がコールされるとスタンドからは大きな拍手が注がれた。石原慶はマウンドに駆け寄って内野陣と言葉を交わして慣れ親しんだ本拠地の本塁へ。3番手・中田をリードして、2番・糸原から始まる相手の上位打線を三者凡退に料理した。

 八回を無失点に抑えると、ベンチからナインから総出の出迎えを受けた。石原は中田とグータッチし肩をポンとたたくと、スタンドからの大きな拍手を背にベンチに下がったベテランは笑顔を浮かべていた。

 八回裏には無死一塁で打席を迎えると、阪神ベンチも同級生の能見をマウンドに送った。惜別の涙雨が降る中の真剣勝負。高めの球を強振したが右飛に終わり、スタンド、そして阪神ベンチに一礼し、自軍ベンチに笑顔で引きあげた。

 九回の守備で磯村と交代。現役最後のプレーを終えた。

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