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広島・遠藤4勝目 連勝呼んだ7回1失点 ドラフト投手5人指名に燃えた

 「広島3-2ヤクルト」(28日、マツダスタジアム)

 広島の遠藤淳志投手(21)が7回を5安打1失点で3試合ぶりに白星を挙げ、4勝目を手にした。課題の立ち上がりを無失点発進。四回、村上に浴びたソロ本塁打による1失点に封じた。今季は3年目で初めて開幕から先発ローテを任され、守り続けている。残り登板は最大2試合。内容も結果も伴わせ、来季につなげていく。

 表情は冷静でも、心は熱く燃えていた。3-1の六回無死。遠藤は先頭で迎えた同学年の村上を外角低めの直球で見逃し三振に斬った。四回には右翼席へソロを浴びた。2打席連発を許せば、流れがヤクルトに傾く場面。リベンジに成功した。

 「意識?もちろんあります。最後は外角低めの真っすぐで三振を取ってやろうという気持ちでした」。粘り強く投げてつかんだ4勝目。ヒーローインタビューでは充実感がにじんだ。

 直近は2試合連続で初回に失点。シーズンを通し、試合の入り方が課題だった。この日は初回にもらった3点の援護を序盤で吐き出さない。三回まで得点を許さず、立ち上がりをうまく滑り出し、7回を5安打1失点にまとめ上げた。

 「前回の甲子園で何かつかんだ。感覚的に」。きっかけは21日の阪神戦。初回に2失点したものの、二回以降は立ち直り、六回までスコアボードに「0」を並べた。試合の中で突っ込み気味だった上半身を起こし、右腕を振った。その感覚がピタリとはまった。

 六回、村上を見逃し三振に仕留めた直球は142キロ。奪三振は今季最多タイの9個だ。佐々岡監督は「スピードガンよりもキレ、速さがあった。全体的に球持ちが良くて、フォーム的にも体重が乗っていると思った」と評価した。

 開幕からローテを外れることなく、マウンドに上がり続けてきた。ただ、結果を出し続けたわけではない。「僕は使ってもらっている立場。一日一日が経験」と若鯉。だからこそ、成功も失敗も全ての経験を来季に生かさないわけにはいかない。

 26日のドラフト会議では1位指名のトヨタ自動車・栗林を筆頭に3人の即戦力を含む、5人の投手を獲得。チーム内にも虎視眈々(たんたん)とローテ入りを狙うライバルがいる。「昂也さん(高橋)や山口も上がって来ると思う。即戦力の3人もいる。来年は今よりも一日一日が勝負。負けられない。ガンガンやっていくしかない」と力を込めた。

 中6日で回れば、今季は残り2試合だ。「テンポよくゾーンで勝負したい」。一球一球に魂を込めながら、シーズンを完走する。

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