「プロ野球ドラフト会議」（２６日、都内ホテル）

　うれしい一報に、天理大のＭＡＸ１４８キロ左腕・森浦大輔投手（２２）が笑顔を見せた。天理市内の寮の自室でドラフト会議の模様を見ていた森浦は「広島２位」を見て「ビックリしました」と、予想以上の高評価を振り返った。

　広島は「行ったこともないです」と言いつつも、チームの印象は「仲が良く、いい声をかけ合って、自力がある」と、入団には超前向きだ。

　今月は、高校（天理）時代の恩師・橋本武徳前監督が亡くなるという、悲しいニュースにも直面した。その橋本前監督からは「いい時も、悪い時も、思い切ったプレーを」と教わり、実戦してきたことで、プロへの扉を開くことができた。

　また天理大では１学年上で、バッテリーを組んでいた石原貴規捕手が広島に入団しており、その石原からプロ入りを目指すに当たり「もっとレベルを上げろ」などたびたびアドバイスをもらう仲だ。

　「石原さんと一緒に１軍でバッテリーを組みたい」と、早くもカープのユニホームを着てのプレーに思いをはせた森浦。「優勝に貢献できるよう」と、抱負を口にした。