広島4番・松山 千金同点弾チーム2位57打点にこだわり

 「巨人5-5広島」(15日、東京ドーム)

 グングンと伸びていったライナー性の打球は、左翼席最前列に突き刺さった。広島の松山が8号2ランを放ち、同点に持ち込んだ。

 五回、田中広の2点適時打で3-5と追い上げ、なおも2死一塁。カウント1-1からの3球目だった。サンチェスが投じた外角149キロ直球を迷うことなく振り抜いた。

 ダイヤモンドを一周し、ナインから祝福を受けた松山は「とにかく後ろにつなぐ気持ちでいきました。結果的に同点につながるホームランになって良かったです」と弾丸アーチに表情を緩めた。

 9月28日のDeNA戦から4番として起用されている。今カード1戦目(13日)では菅野から適時打を放って追加点を挙げ、右腕の開幕投手からの連勝を止めるなど、勝負強さが際立っている。鈴木誠に次ぐチーム2位の57打点で、2年ぶりの100安打に王手をかけた35歳のベテランの存在は頼もしい限りだ。

 4番の一発で試合を振り出しに戻したチームだが、勝ちきることはできなかった。延長戦の末に引き分け。今季最後となった東京ドームでの巨人戦を勝利で飾れなかった。

 若手が台頭する中、巧みな打撃でチームをけん引する鯉のアンパンマン。残り試合も打点にこだわりながら存在感を示していく。

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