広島・遠藤苦しみ3勝目 8月2日以来…野手に感謝「勝つ難しさ分かった」

 「広島9-3阪神」(7日、マツダスタジアム)

 遠回りした分だけ、白星の重みを感じた。内容自体は満足できるものではない。それでも広島・遠藤淳志投手(21)が粘って、約2カ月ぶりの今季3勝目。「勝つことの難しさが本当に分かった」としみじみ語った。

 お世辞にも好投とはいえなかった。二回は無死二、三塁から小幡に先制の2点適時二塁打。同点の三回は梅野に一時勝ち越しの適時打を浴び、波に乗れなかった。三者凡退は最後のイニングとなった五回のみ。初回から四回までは毎回四球を与えた。直球は高めへ外れ、変化球は抜けた。それでも何とか粘って5回3失点。野手に感謝の1勝だ。

 8月2日以来、白星がなく苦しんだ。「自分の中で頑固さというか『何かを変えたくない』という思いもあった」。ただ「変えて落ちていくのが怖い部分もあるけど、変えていかないといけないところもあると思うので」と変化を恐れることなく貪欲に挑戦した。

 その一つが、前回登板から取り入れているノーワインドアップ。ワインドアップにこだわりがある一方、投球時に目標点がぼやけるところがあった。「しっかり捕手を見て、そのままスッと入れるように」と工夫を凝らして結果につなげた。

 「今日は打線に勝たせてもらった。次回は自分の力で勝てるように」と佐々岡監督。1年間先発ローテを守り抜くため、最後まで努力を重ねていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス