広島・松山、ミスミス…二回、主導権渡す野選&悪送球 2打席連続タイムリー放つも

 「広島5-6阪神」(29日、マツダスタジアム)

 エースで連勝を狙う広島ベンチの算段は、守乱によって狂わされた。取れるアウトを奪えず、流れが相手に傾いていく。前夜のサヨナラ勝ちの勢いは、守りのミスで手放した。

 二回1死二、三塁で梅野の打球は一、二塁間へ。松山が本塁に送球したが間に合わず、野選で1点を失った。なおも1死一、三塁から8番・小幡がセーフティースクイズ。一塁線への当たりを松山が処理したが、一塁ベースカバーに入った羽月に悪送球(記録は安打と失策)。ボールが右翼ファウルゾーンを転々とする間に、2人の走者の生還を許した。

 野選について山田内野守備走塁コーチは「無理して(本塁に)投げる必要はない。気持ちは分かるけど、自重して1つアウトを取ってくれれば」と反省を促した。試合は序盤。走者をためず、確実にアウトを奪うことが先決だっただけに悔やまれるプレーだった。

 汚名返上に燃える背番号55は、藤浪から2打席続けて適時打。ともに直球を捉えて自身のバットで2点を生み出したが、チームは敗れた。佐々岡監督は「1点が重く響いた展開になっている。もう一回引き締めないと」と呼びかけた。上位進出を狙う上で、このたぐいのミスを撲滅しなければ巻き返しは実現できない。敗戦を糧にしながら守り勝つ野球を目指していく。

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