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森下、大瀬良以来のカープ新人完封 「言うことなし」佐々岡監督が最大級の賛辞

 プロ初完封でファンの声援に手を振って応える森下(撮影・飯室逸平)
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 「阪神0-6広島」(14日、京セラドーム大阪)

 若き右腕が、大仕事をやってのけた!先発した広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22)=明大=が9回2安打無四球のプロ初完封。今季4勝目を挙げた。チームの新人完封は14年の大瀬良以来6年ぶりで、今年の新人では両リーグ一番乗り。バットではプロ初適時打を放つなど、投打にわたる大活躍だ。

 最後に投げ込んだ127球目。森下は146キロ直球を外角低めに決め、白い歯をこぼした。九回2死一塁で中谷を見逃し三振。相手のスコアボードに9つの0を並べると、帽子を取って汗を拭った。ベンチ前で佐々岡監督からは背中をポンポンとたたかれた。9回2安打無四球で、堂々の両リーグ新人最速の完封勝利だ。

 「きょうはストレートが本当に良かった」と話すように、直球を主体に猛虎打線をねじ伏せた。カーブとチェンジアップで緩急を付け、五回2死までは完全投球。梅野に初安打を許したが、動じなかった。

 前回登板した7日の阪神戦では6回4失点(自責点3)。その反省から「低めに集めよう」と意識した。二塁すら踏ませず、これで阪神戦は3戦3勝。早くも“虎キラー”ぶりが頼もしい。

 自身へのリベンジでもあった。プロ初勝利を挙げた6月28日・中日戦(ナゴヤドーム)では完封ペースから一転、九回に3失点して途中降板。完投目前でマウンドを降り、力不足を実感していた。

 この日も最終回、代打の糸井、福留を仕留めて2死から近本に安打を許し「また(走者を)出してしまった」と振り返ったが、落ち着いていた。相手のスタメン全員から三振を奪い、自己最多の12奪三振。2桁奪三振は今季2度目で、広島の新人では95年の山内泰幸以来となった。

 先輩の姿に奮い立った。12日の中日戦でチームは相手先発・柳に黒星を喫した。柳は1軍復帰登板で今季2勝目。明大時代、同部屋だった柳と会話はできなかったが「柳さんの姿を見て刺激をもらいました」。自身も負けず劣らずの熱投で、白星を重ねた。

 六回には2死一、二塁で三塁線を破る適時二塁打。プロ初タイムリーを放って投打で主役になった。大瀬良と並びチームトップタイの4勝目を挙げた右腕に、佐々岡監督も「無四球で2安打、言うことなし」と最大級の賛辞を口にした。「次回も最後まで投げ切れるように」と背番号18。その言葉には、先発ローテ投手としての責任感が込められていた。

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