広島の先発・九里は7回無失点で降板 勝利なら1カ月半ぶり

 7回無失点の好投を見せた広島・九里=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
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 「広島-中日」(10日、マツダスタジアム)

 先発した広島・九里は7回を投げて6安打無失点。119球の粘投で竜打線を封じた。

 立ち上がりから制球力が光った。三回は2死二、三塁のピンチで3番・阿部を外角直球で見逃し三振。四回は2死一、二塁で木下拓を内角シュートでバットの空を切らせた。ツーシームにナックルカーブ、スライダーなど多彩な変化球を織り交ぜ、中盤からは直球の割合も増やしながら中日打線に的を絞らせなかった。

 最後のイニングとなった七回は味方の失策と安打でピンチを背負ったが、2死一、三塁で大島を一ゴロ。一塁・松山の好守備にも助けられ、スコアボードに7つの0を刻んだ。

 九里は自身にとって今季初登板となった6月24日の巨人戦(東京ドーム)で今季初勝利を挙げて以降、5試合続けて勝ち星なし。6試合ぶりとなる勝ち投手の権利を手にした状態で、ベンチから戦況を見つめる。

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