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広島・遠藤5回2失点粘投報われず わずか3安打…打線の援護なし

 「広島1-5阪神」(9日、マツダスタジアム)

 広島は阪神に敗れ、今季初の同一カード3連勝を逃した。勝てば7月15日以来の4位浮上という一戦だったが、打線が沈黙。そんな敗戦の中、収穫は先発した遠藤淳志投手(21)だ。5回3安打2失点。7つの三振を奪うなど、粘りの投球で試合を作った。今季3勝目は手にできなかったが、若き右腕は経験を糧にして次戦に挑む。

 今後大きく羽ばたくためには、必要な黒星だったのかもしれない。託された期待と、果たすべき役割。遠藤はマウンドで、そのことを十分理解していた。打線の援護がなく今季2敗目を喫したが、5回3安打2失点。「きょうは、粘れたんじゃないかと思う」。敗戦の中で得た収穫が確かに残った。

 初回を三者凡退で片付けると二回だ。先頭の4番・大山に左中間へ二塁打を許し、続くサンズ、ボーアには連続四球で無死満塁の大ピンチを迎えた。ここで梅野の三遊間への打球を遊撃・田中広が好捕して二塁封殺。先制点こそ与えたが、アウトを一つ奪えたことが大きかった。後続を封じ、何とか最少失点で切り抜けた。

 三回は1死から木浪に中堅フェンス直撃の二塁打。2死三塁となり、大山が放った左翼への当たりにチャージをかけた左翼・長野が捕球できず、ボールは外野を転々。適時三塁打となって2点目を奪われた。

 二回からは完全なボール球が目立ち「どうしても、ゾーンで勝負できないところがあった。攻めた結果なんですけど、まだまだ足りない」。その代償として球数は五回で103球とかさんだ。許した安打は3本ながら与四球は4つ。前回登板時の球数は九回で118球だっただけに、いかに苦しいマウンドだったかが分かる。

 その前回登板した2日の巨人戦(東京ドーム)では9回5安打2失点でプロ初完投を達成。試合終了までマウンドに立ち続けたことから「今までにない疲労を感じた」と、この日の登板前日に明かしていた。それを踏まえ、交代浴を取り入れて疲労回復に努めてきた右腕。先発として週に1度訪れる登板日に向け、いかに状態を上げていくか。若武者にとっては全てが貴重な経験となっている。

 佐々岡監督は「バラツキもあった。修正がなかなか(できなかった)」とさらなるレベルアップを求めた。

 長いシーズン、好調時ばかりは続かない。「(調子が)悪いなりに試合を作るのが先発の役目。毎試合毎試合、責任を持って投げるだけ」と自身に言い聞かせた遠藤。腕を振って得た反省は、次戦に生かせばいい。今季2敗目が無駄ではなかったと思えるよう、次戦で挽回する。

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