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広島・堂林7号意地の3ラン 7番降格に燃えた背番号7「いいきっかけ」

 「広島4-4中日」(30日、マツダスタジアム)

 鯉のプリンスが意地の一発だ!広島の堂林翔太内野手(28)が1-2の四回、左中間へ一時逆転となる7号3ラン。この日7番に降格したが、結果で存在をアピールした。その後、救援陣がつかまり、試合は今季4度目の引き分け。31日からは敵地・東京ドームに乗り込み、首位巨人に挑むが、再び背番号7が豪打を見せてくれるはずだ。

 両手にはずっしりと確かな感触が残っていた。打った瞬間にスタンドインを確信した堂林はゆっくりと一塁へ歩みを進めた。観客の大拍手に迎えられながら本塁を踏むと、一塁走者だった鈴木誠とヒップタッチを交わした。頼れる男は一時逆転となる3ランに「前の打席で凡退していたので、初球から甘い球が来たらいこうと思っていた。しっかりと自分のスイングができた」と納得顔だ。

 1-2とリードされて迎えた四回1死一、二塁の第2打席。中日先発・岡野の初球を見逃さなかった。「ベルトゾーンに来たらいこうと思った」。117キロカーブを華麗にすくうと、高々と舞い上がった打球は美しい放物線を描きながら左中間席に吸い込まれた。佐々岡監督は「カーブをうまく打ったね」とたたえた。

 前日29日の中日戦では4打数無安打2三振。打率4割を超え、絶好調だった時期に比べると、「最近状態が良くなかった」という。首位打者はキープしているが、この日は3番から7番に打順が降格。結果を打さなければ自分の居場所がなくなる怖さは、誰よりも分かっている。そんな状況で出した“一発回答”。「やれることは変わらない。いいきっかけになればと思う」と前を向いた。

 守備でも魅せた。六回、2死一塁で京田の三塁線へ放ったゴロを逆シングルで捕球。すぐさま体をひねり、遠投でアウトに仕留めるなど2夜連続で好守を披露した。

 救援陣がつかまり、試合は今季4度目の引き分けに終わった。九回1死一塁から代走・野間が盗塁を試みるもアウトに。微妙なタイミングに指揮官はリクエストを要求したが、覆らなかった。さらに2死一、三塁と今季初のサヨナラ勝ちのチャンスをつくるもピレラが中飛に打ち取られ、球場からは「あぁ~」と大きなため息が漏れた。

 広島にとっては悔しいドローとなったが、下を向いている暇はない。31日からは敵地で首位・巨人との3連戦。戦いは続く。「なかなか勝ち越せていない。頭を取って全員の力で勝ちに貢献していきたい」とセ・リーグの首位打者を走り続けている背番号7が鯉打線をけん引していく。

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