広島・薮田、先制許しそのままズルズル あぁ投了…ファン戻った本拠地で屈辱3連敗

 「広島4-9巨人」(16日、マツダスタジアム)

 地の利を存分に生かせる本拠地で、引き立て役に回り続けた。打線が追い上げても、中継ぎ陣が再びリードを奪われてしまう負のスパイラル。広島・佐々岡真司監督(52)は「追いつけそうで、追いつけなかった。(中継ぎ陣が)自分の仕事をできなかった」と苦虫をかみつぶした。

 先発ローテの谷間で“ブルペンデー”として6投手をつぎ込んだが、4人が失点する窮状だ。ドラフト1位の森下(明大)が抹消中で2軍からの推薦もなく、開幕から中継ぎ登板していた薮田を先発に送り出したのも、苦肉の策だった。

 打線は四回に2点を奪って1点差に詰め寄ったが、中継ぎ陣がこらえきれない。六回は3番手・高橋樹が吉川尚に2ラン、七回はフランスアが2死二塁から岡本に、1ボールから3試合連続となるダメ押しの2ラン。2ボールになれば敬遠も考えた中「あそこで、ど真ん中に投げられたらね…」と指揮官は肩を落とした。

 この日は前日に先発し、今季まだ白星がないK・ジョンソンを抹消。再調整のためで「当然、下で投げてもらう」と佐々岡監督は2軍で投げさせることを明言した。先発の頭数と中継ぎ陣を含め、チームの台所事情が切迫してきた。本拠地での有観客試合は、まだ未勝利で、阪神と中日が勝ったため最下位に転落した。佐々岡カープが早くも正念場に立たされた。

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