広島、昇格の一岡が1回0封「アドレナリンが出た」 重信、ウィーラーから奪三振
「広島1-12巨人」(15日、マツダスタジアム)
この日1軍に昇格した広島の一岡竜司投手(29)が八回から登板し、巨人打線を三者凡退に料理した。
先頭の重信には、カウント2-2から149キロの直球で空振り三振。「お客さんが居て、かなりアドレナリンが出た。ファームでは出ないような球速」と本人も驚きの速球だった。
続くウィーラーにはフォークでバットの空を切らせて連続三振。最後は岡本をカーブで遊ゴロに料理し、1回を無安打2奪三振無失点と、昇格即のマウンドで文句なしの投球。アウトを奪った勝負球が、全て異なる球種だった点にも内容があった。
開幕は2軍スタートとなり「悔しかったけど(1軍昇格の連絡を受けた時は)いいタイミングと思った」と有観客試合で奮起。「お客さんの、ありがたみを感じた」と5000人の観衆の前で腕を振れることに感謝した。
この日は先発のK・ジョンソンをはじめ、投手陣が苦しんだ中、一筋の光明となった。