広島・九里 待ちに待ったマツダ有観客試合 上位チームと6連戦先陣任せろ!

 本拠地今季初の有観客試合となる14日の巨人戦に先発する広島の九里亜蓮投手(28)が13日、勝利を挙げてファンと喜びを共有することを誓った。この日は、マツダスタジアムに隣接する室内練習場で投手指名練習に参加。敵軍のエース・菅野に投げ勝ち、チームを勝率5割復帰へ導く決意だ。

 本拠地今季初の有観客試合。勝率5割復帰をかけた大事な試合に先発する九里は「本当にうれしいし、いいプレーを見せられるように頑張りたい。自分の持っているものをマウンドで出して、1回でも長い回を投げたい。チームの勝ちに貢献できる投球をしたい」と胸を高ぶらせた。

 14日から本拠地で行われる7月中の主催9試合の観客上限は5000人。大声での声援や、広島名物のスクワット応援も禁止されているが、それでも目に見えるファンの後押しを感じながら投げられる喜びは格別だ。

 中11日での登板。本来ならば9日のDeNA戦(マツダ)で先発予定だったが、3、6、7日の雨天中止などが影響し、ローテが再編された。それでも調整法を変えることなく、継続してトレーニングに励んできた。

 前回の2日・ヤクルト戦(神宮)では、2被弾を含む5回7安打4失点で降板した。会沢から変化球を投げる際に腕が横振りになっていることを指摘され、「映像を見直した。曲げようと意識せずに、縦振りで投げられるように。その意識を持ってやってきた」と中間の取り組みを明かした。

 今季初登板となった6月24日・巨人戦(東京ドーム)では、7回2安打1失点(自責0)の好投で勝利に貢献。しかし、「巨人は本当にいい打者がそろっている。自分で自分の首を絞めないように。無駄な走者を出して失点する確率が上がらないようにしたい。攻めの姿勢の中で、優位に進めていきたい」とストライク先行を心掛ける。

 この日は室内練習場でキャッチボールやダッシュで最終調整した。チームは連勝中。勝てば勝率5割に復帰する。「いい流れに乗っていけるように」と右腕。巨人、ヤクルトと上位チームとの対戦が続く6連戦。カード初戦を取り、ファンと喜びを分かち合う。

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