鈴木誠也3安打2打点&レーザービームも見せた 3連敗で借金カープに光明

 「広島3-9阪神」(4日、マツダスタジアム)

 孤軍奮闘の働きだった。広島のエース大瀬良がKOされ、救援陣も炎上。終始リードを許す苦しい展開の中、鈴木誠が3安打2打点の固め打ちと気を吐いた。

 0-5の六回、上本の中前打と西川の左越え二塁打で無死二、三塁。このチャンスでフルカウントから迎えた6球目、岩貞の143キロの外角直球を力強く振り抜いた。快音を響かせて鋭く飛んだ打球は右中間を真っ二つに破った。2点適時二塁打。「ランナーをかえせて良かったです」。きっちりと仕事を果たした主砲は表情を緩めた。

 四回には145キロの直球をはじき返す中前打。八回にはスアレスから詰まりながらもしぶとく中前に運び、今季2度目の猛打賞を記録した。

 守備でも持ち前の強肩を誇示した。三回、ボーアの右翼フェンス直撃の打球を華麗に処理すると二塁へ好返球。打者走者を刺した。

 打線は結果的に六回に挙げた3点にとどまったが、計11安打をマーク。頼れる4番も打率・383と好調を維持している点は、敗戦の中の光明だ。

 初の3連敗を喫し、カード初戦を落とした。今季初めて借金生活となったが、下を向いている暇はない。今後も鯉の主軸がバットでチームをもりたてる。

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