広島・スコット サヨナラ満塁“悲弾”佐々岡監督「考えないといけないかもしれない」

 「ヤクルト9-5広島」(2日、神宮球場)

 歓喜の声が上がる一塁側ベンチを背に、広島・スコットは打球の行方を目で追った。左中間席に白球が落ちると、視線を落としてロッカーがある左翼席方向へ歩き出した。5-5の九回無死満塁。4番・村上に痛恨のサヨナラ満塁弾を浴びた。

 「ノーコメント」。試合後、守護神は広報を通じて悔しさをにじませた。

 先頭・坂口への四球がきっかけだった。前回サヨナラ負けした6月21日のDeNA戦も先頭打者から4連打を浴びた。佐々岡監督は、最初の打者の出塁を許すとリズムが狂うのか?との問いに「そう捉えられても仕方がない」と振り返った。

 勝利の方程式が揺らいでいる。5-4の七回は、フランスアが2死から西浦に左中間席へ同点ソロを浴びた。スコットは登板5試合で早くも2敗目を喫した。

 守護神について指揮官は「まだ終わったばかりだから」とした上で「やられ方がやられ方だから。考えないといけないかもしれない」と話した。

 開幕から続いたビジター4カードは5勝5敗1分で終えた。練習時間が限られたりと、コンディション維持が難しい中での戦いだった。3日からは移動試合になるものの、地元で阪神と戦う。マツダスタジアムから再び勝利を積み重ねて行く。

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