広島 有観客試合は全席指定席 自由席購入者は払い戻し対応へ
広島は30日、「2020シーズン主催試合の観戦席数についての指針」を発表した。安全な試合開催へ行政と協議を重ねながら、ステップを設けて観戦席数を決定していく。有観客での主催試合は7月14日からになる。
また、球団は「万が一来場されたお客様が新型コロナウイルスに感染されていた場合に、着席されていた座席を特定し保健所へ連絡するため、また座席確保のための開門待ちの際にできる行列での密集・密接を避けるため」に全席指定席とすることを決定した。
それに伴い、8月18日(火)DeNA戦~10月11(日)ヤクルト戦22試合の自由席購入者を対象に、払戻手続きを行う。7月1日(水)からマツダスタジアム払戻し窓口、ご購入店舗、球団へのご返送にて受け付ける。観戦席数のステップは、以下の通り。
ステップ1・無観客
7月3日(金)阪神戦~7月9日(木)DeNA戦の6試合。
ステップ2・年間指定席のみ5000席。7月14日(火)巨人戦~7月30日(木)中日戦の9試合で実施。
※年間指定席購入者のみ観戦可能。上限5000席のため、年間指定席購入者をグループ分けして案内。密接を防ぐため、前後左右の座席を空ける。
ステップ3・1万6500席(政府のイベント開催制限目安による定員の50%)
8月7日(金)阪神戦~
年間指定席に加えて一般入場券を発売し、最大約1万6500席となる。観客同士の密接を防ぐため、前後左右の座席を空ける。グループ席、団体席については利用人数を制限して発売予定。
ステップ4・2万9000席
前後左右空けていた座席を、通常通りに戻し、内野自由席エリアを指定席として発売。ステップ2、3で前後左右の席を空ける必要のある試合開催では、日程変更のない試合でも販売済の入場券払戻しを実施。ステップ4の2万9000席での開催時は、内野自由席のみ払戻を行う。ステップ3からステップ4への移行は日程が決まり次第、発表。
また、新たな入場券の販売は状況を見ながら時期を検討し、試合を区切りながら球団HPにて行う予定。入場券の購入、来場前には「広島東洋カープ主催試合ご観戦の際の感染症対策とお客様へのお願い」を確認するよう呼びかけた。