広島・堂林 覚醒確信 ダメ押し弾&今季2度目の猛打賞 打率リーグ4位の・414

 「中日3-10広島」(28日、ナゴヤドーム)

 覚醒を確信させる打撃だった。2試合ぶりにスタメン出場した広島・堂林が、本塁打を含む3安打で今季2度目の猛打賞。打率もリーグ4位の・414と上昇した。

 5点リードで迎えた五回だ。1死一塁、フルカウントからの6球目。梅津が内角に投じた134キロのフォークを華麗にすくった。詰まったかに思われた打球はグングンと伸びていき、バックスクリーン右横に着弾。推定飛距離130メートルの一発に、「ランナーがスタートを切っていたので、何とか当てて次につなげようと思った結果が、最高の結果になりました」とご満悦だ。

 三回は右中間への二塁打、七回は三ツ間から右前打と、この日の安打は全て右方向。「自分のバロメーターでもある。強引に引っ張らず、いい方向に打てました」と話せば、佐々岡監督も「あそこに飛ぶということは(絶好調な)堂林の打球」と敬意を表した。

 約3年ぶりの本塁打を放った25日の巨人戦以来となる2号。これで開幕から7試合の出場で、4度のマルチ安打を記録。勢いに乗っている。

 目指すはレギュラー定着だ。「どの試合もしっかりとやることを意識し、勝ちに貢献できるようにやっていきたい」。今季11年目を迎える背番号7が飛躍の一年にする。

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