北別府氏の夫人が報告「嬉しさのあまり虚脱状態」白血球の数値に変化

 元広島投手でデイリースポーツウェブ評論家・北別府学氏の公式ブログが11日、妻の広美さんによって更新された。

 北別府氏は成人T細胞白血病の治療で、先月19日に末梢血幹細胞移植を行った。現在も入院しながら過酷な治療が続いているが、広美さんは「白血球の数がほんの少しだけですが上がってきた事をご報告させて戴きます」とつづった。

 移植後、ドナーの細胞が患者の骨髄のなかで正常な造血機能を回復する「生着」の兆候とみられ、「移植からちょうど3週間経った日に『芽が出ました!』と看護師さん達が教えてくださいました」と喜びをにじませた。

 現在、新型コロナウイルスの感染対策で家族ですら面会も禁止。ただ、「実は、3週目に入った頃面会を許可されました」という。理由について「その頃主人の容態もかなり悪い上に、移植から3週目に入っても数値が全く上がらず主人は絶望していた事を、担当の先生は感じて面会の許可となったのだと思います」と明かした。

 面会時は19日に開幕するプロ野球の話題を伝えたという。広美さんは「まだ、主人はあまり会話することさえ出来ない状態ですから、一方的にですが梅雨に入った事、もうすぐプロ野球が開幕する事など背中をさすりながら話をしました。毎年、主人は引退して何年経っても開幕の頃には緊張してくると話をしていましたのでその頃には主人の意識もはっきりしてくれたらと願わずにいられません」と思いをつづった。

 フォロワーやファンに感謝を伝えた後、追伸で本音も。「3週目に入り全く上がらない数値に一時は再移植が頭をよぎったりしておりましたので、主人が生きてくれると思った途端に嬉しさのあまり虚脱状態です」とし、メールや励ましに返事ができないこともおわびした。

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