広島・小園、三塁打で開幕スタメン猛アピール 三塁争い、ピレラに負けん!

 「広島紅白戦、紅組5-4白組」(29日、マツダスタジアム)

 勢いよく三塁ベースへ滑り込むと、スタンドのファンから大きな拍手が送られた。握りしめたバットに気迫を込め、奏でた快音が自身の存在価値を高めていく。広島・小園が紅組の「7番・遊撃」で先発出場し、2打数1安打。バットで存在感を見せつけた。

 四回の第2打席だった。2死無走者で、この回からマウンドに上がった薮田と対戦。フルカウントからの6球目、低めの変化球を右中間にはじき返す三塁打としてアピールに成功。「しっかり最後までボールを見て崩れずにさばけた」と納得顔で価値ある一打を振り返った。

 21日のチーム練習から1軍に再合流。遊撃の開幕スタメンは田中広で確定的で、小園はピレラと三塁のポジションを狙う構図だ。この日も五回の守備から三塁へ。ライバルの新助っ人が一発を放った一方で、負けじと意地を示した。

 23日に行われた実戦形式の打撃練習では本塁打。「練習から試合を想定したバッティング練習ができている」と好調の要因を分析した。打撃投手には直球だけではなく、変化球も交ぜてもらう“ミックス”をオーダーするなど、工夫を施して状態を上げている。一度の実戦機会が己の評価を左右する立場。必死の思いをグラウンドで体現していく。

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