広島・中村祐 新球チェンジアップ完全習得へ「感覚がめちゃくちゃ良かったので」

 広島の中村祐太投手(24)が8日、廿日市市の大野練習場で行われた2軍の分割練習に参加し、挑戦中のチェンジアップに好感触を得た。この日はブルペンで投球練習した。フォークに加えて落ちる球種が増えれば、投球の幅が広がるだけに習得へ熱がこもっている。

 習得を目指すチェンジアップを、中村祐は約50球のうち1球しか投げなかった。手応えがなかったからではない。「感覚がめちゃくちゃ良かったので、良いイメージを残すためにも止めました」。指先に残る感覚。次回の投球につなげるためだと説明した。

 落ちる球種はフォークがあるものの、春季キャンプから落ち方が悪かったり抜ける球があったりした。「抑えるためには、横だけではなく前後空間の揺さぶりが必要なんです」。握り方などを試行錯誤して、4月から本格的に挑戦している。

 17年に先発で5勝した。18年4月24日のDeNA戦ではプロ初完投目前まで好投したが、以降はもがいてきた。昨季は2試合の登板に終わり、悔しさを味わった。

 今季が7年目。意識改革を図り、オフから取り組んできた下半身主導のフォームにも手応えがある。「この環境の中でどれだけできるかで差がつく」。自宅での「おうち時間」は、ユーチューブなどを参考にして体幹強化に充てている。

 「いかに真っ直ぐと同じような軌道に見せられるかが大事。一つ一つ階段を上がっていきたい」。完全習得への道のりは始まったばかり。鍛錬の日々は続く。

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