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広島ドラ1森下 指揮官から自己流調整指令 佐々岡監督「調整強制しない」

 マウンドへ上がって投げ込む森下(撮影・立川洋一郎)
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 広島の佐々岡真司監督(52)が26日、ドラフト1位・森下暢仁投手(22)=明大=に“自己流調整指令”を出した。この日は投手、野手ともB班の練習日だったが、A班担当の指揮官は右腕の投球をマツダスタジアムのスタンドから視察。先が見えない状況でも、これまでの自分を変えずに調整するよう求めた。1勤1休の練習形態となって以降、初の投球練習を行った背番号18は、自身のペースで状態を上げていく。

 先が見えない社会情勢とは対照的に、自らが歩むべき道筋は明確に見えていた。森下は背番号18のユニホーム姿で本拠地・マツダスタジアムのマウンドへ向かった。ノーワインドアップから直球に変化球を織り交ぜ59球。「しっかりとした球を投げられていた」と手応えを感じつつ、「変化球の精度を、もっとキャッチボールからしっかりやりたい」と意気込んだ。

 この日は右打者の外角を想定した後、左打者の外角への投球に重点を置いた。「バランスよく投げられない。引っ掛けて中(真ん中)だったり、外に抜けてボール(球)になる時がある。意識してやっているし、しっかりコースに投げ切れるように」。自らを厳しく冷静に振り返り、開幕に向けてクリアしていかなければならない課題を掲げた。

 右腕の投球をスタンドから見届けた佐々岡監督は「早く、このマウンドで投げたい気持ちを持ちながら投げたと思うし、いいボールも行っていた」と安心した様子。同時に指揮官は、背番号18に“自己流調整のススメ”で背中を押した。

 開幕日は依然として未定で、試合から逆算した調整を行えない難しさを森下はプロ1年目から味わっている。そんな右腕に「シーズンに入るといろんなことがある。間違っていたら、また気付いてやればいい。僕らは見るしかないし、そこまで(調整方法を)強制しない。今までやってきたことをやればいい」と自身で考えながら練習で試行錯誤に励むスタンスを求めた。

 指揮官の言葉は期待の大きさを物語っている。投球以外のトレーニング面についても「しっかりできている」と納得顔の森下。トレーナーから出されるメニューを消化し、「プラスになっていると感じられる」と充実の日々を実感している。

 マツダスタジアムのマウンドは3月22日の練習試合・中日戦以来だった。久しぶりのマウンドには「特に」と苦笑しながらも、「試合で投げたいので」と率直な思いを吐露して開幕を待ちわびた黄金ルーキー。自分を変えることはしない。どんな状況でも自分を貫いて、信じた道を突き進む。

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