広島・今村 脱力投法!直球の球威向上へ力を微調整「質もよくしたい」

 広島の今村猛投手(29)が26日、廿日市市の大野練習場で2軍通い組の練習に参加し、“脱力投法”で球速アップを目指していくことを誓った。この日は全球直球で30球。「悪くなかったです」と納得の表情を浮かべ、見守った菊地原2軍投手コーチは「バランスよくいい回転の球を投げていた」と評価した。

 再び1軍へ上がるため、取り組んでいるのは直球の球威向上だ。「ストレートがよくないと変化球もよくならない。球速も上げたいし質もよくしたい」と意気込みを見せる。

 意識しているのは力の微調整だ。以前は球が指から離れる前に余計な力が入っていたが、「力を入れるタイミングを間違わないように」とリリースの瞬間の一点に力を込めることに注意を払い、球に無駄なく力が伝わるように心掛けている。

 球団新記録となる29試合連続無失点を達成し、自己最多となる69試合に登板した12年に自己最速の154キロを記録した。だが今年の実戦では140キロ台止まり。「そこを追い求めていきたい」と右腕は常時150キロ超えを目標に掲げる。

 16年から2年連続で60試合以上に登板。しかし、昨季は27試合にとどまった。「いい姿を見せたい」と話す右腕は力強い速球を取り戻し、勝利の方程式入りを目指していく。

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