広島・水本2軍監督「個人によってはチャンス」規模縮小の練習期間は挑戦と説く

 広島の水本勝己2軍監督(51)が22日、若鯉に何事にも挑戦するトライのススメを説いた。新型コロナウイルス感染拡大により、実戦経験が積めない状況を後ろ向きに捉えるのではなく、自身の課題克服への期間として有効活用すべしとエールを送った。

 熱心に指導する姿が印象的だった。この日、廿日市市の大野練習場で通い組の練習を見守った水本2軍監督は、厳しい状況下でもモチベーションを失わず、自身のレベルアップに向けて挑戦していく大切さを選手らに説いた。

 全国に緊急事態宣言が発令され、チームは19日から1、2軍ともに規模を縮小した1勤1休体制となった。練習量と練習時間が大幅に減っており、実戦経験が積めない2軍選手には、自身をアピールする場がない。それでも「嫌だと思うのではなく、いろんなことが試せる。できることはいっぱいあるし、個人によってはチャンスだと思う」と訴えた。

 苦しいのは自分たちだけではない。現状を嘆くのではなく、この期間を自身の課題克服へ有効活用していくことの必要性を訴える。「文句を言っても仕方ない。今の状況でうまくなる方法を探すのがプロ野球選手として当たり前だと思う。また、みんなに元気を与えることが俺らの商売でもある。そのために準備していくのが仕事。いいパフォーマンスができるようにしたい」とさらなるプロ意識の向上を求めた。

 先行きは不透明だが、それでも指揮官の言葉を胸に、チーム一丸となって危機的状況を乗り越えていく。

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