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広島・薮田 本拠マウンドで100球「やっぱり打者を立てて投げたい」

 広島の薮田和樹投手(27)が22日、開幕延期に伴う練習期間で、直球の精度を高めていくことを誓った。マツダスタジアムで行われた分離練習では、屋内ブルペンではなく、屋外マウンドの“青空ブルペン”で100球の投球練習。実戦再開の見通しが立たない中、限られた環境下で工夫してレベルアップを図っていく。

 澄み渡った青空の下で、自身の感覚と対話を重ねた。他の投手陣が外野でランニングを行う中、薮田がマツダスタジアムの中心に足を運ぶ。本拠地のマウンドで試合を意識して計100球。直球とカーブを投げ込んだ。「なるべく実戦に近いマウンドで投げたかった」と意図を説明した。

 マウンドから見える景色や本塁までの遠近感など、試合に近い状況で腕を振ることができるのが利点。佐々岡監督が提案した練習法で、この日は薮田と一岡が実践した。

 「どれだけ強いボールが投げられるか」をテーマにしたが、高めに浮いたり、左打者の内角へ引っ掛けた球もあった。「ムラがあった」と納得顔ではないが、それでも「改善点も見つかった」と前を向く。

 改善点として挙げたのは遠投。「遠投を全力で投げる中で(体の)開きが早かったり、力を入れるタイミングが早くなっていた」と分析する。その上で「ただ力任せに投げるのではなく、バランスを意識した遠投にしていけば、もっとピッチングにつながるかな」と修正を施す構えだ。

 チームは1勤1休の練習形態になり、先発投手はシーズンの中6日をイメージした調整が難しくなった。練習日は休み明けで、投球練習以外で実戦に近い形で肩に負担を掛ける機会が少ない。そういった状況だからこそ、遠投を重視しながら肩のコンディション維持を図っていく。

 この日は「試合ではクイックの方が多いと思いますし」と、クイックでの投球も多めに織り交ぜた。クイックで強い球を投げることを追い求めながら、精度向上に励む。投球後は右翼と左翼のポール間を直線的に走るダッシュを行い、室内では上半身のウエートトレーニングで汗を流した。

 マツダのマウンドで腕を振り「やっぱり打者を立てて投げたいなという思いは強かったです」と率直な心境を吐露。満員のスタンドから歓声を浴びて投げる日を待ちわびながら、17年に15勝を挙げて最高勝率投手に輝いた男が復肩への歩みを進める。

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