広島・大瀬良、今後も中6日調整 実戦想定!気迫の146球「現状、これが最善」

 広島の大瀬良大地投手(28)が11日、マツダスタジアムで行われた時間差分離練習でブルペンに入った。ゲームから遠ざかっているため、実戦を想定して146球を投げた。今後もシーズンを想定して中6日での投球練習を基本線とする。先が見えない中、試行錯誤しながら調整していく。

 最後の1球を投げ終えると、ブルペンから拍手が起こった。大瀬良が試合を想定しながら右腕を振った。「九回に余計な四球があった。佐々岡監督には『あれならブルペンに電話をしてクローザーを準備するぞ』と言われてしまいました」。苦笑いしたものの、充実の146球だった。

 開幕戦で対戦するはずだった中日をイメージ。1回15球を目安にイニング間の休憩を挟みながら投げ切った。配球も自ら組み立て、走者を背負った場面の想定も忘れず、より実戦を意識した投球練習だった。

 試合での登板は3月20日、中日との練習試合(マツダ)以降はない。この日は自宅での朝食に始まり、アップ中に行う練習メニューなど、登板日と同じルーティンをこなしてマウンドに上がった。

 「現状、これが試合の感覚で投げる最善だと思う。今日はできたかな」。シーズン中、中6日での先発を見越して、今後は1週間に一度の投げ込みを行う青写真を描いている。

 新たな開幕日は不透明でも、その日に向けての準備を続ける。「一度、肩を作っている。落として作り直すのは大変。何が正解かはわからないけど、良い状態を維持していきたい」。指揮官からは開幕投手を告げられている。期待に応えるためにも、一日一日を大切にする。

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