広島・佐々岡監督、初陣決まらず…「僕らも難しい」 24日開幕白紙で1軍3日間全休

 開幕白紙を受け、広島の佐々岡真司監督(52)が3日、複雑な心境を明かした。チームはこの日までマツダスタジアムで全体練習を敢行。だが開幕日が未定となったため、1軍は4日から3日間、全休措置を執った。7日から本拠地で再始動する予定だ。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月24日の開幕が白紙になった。12球団代表者会議での方針決定を受け、佐々岡監督は「新型コロナが拡大している。状況が状況だけに、開幕するのは難しいと思う」と今の心境を言葉に変えた。

 広島は東京などの大都市より比較的に感染が抑えられている。その状況を鑑み、細心の注意を払い4・24を目指して全体練習を継続していた。開幕が白紙とならなければ今後、4試合の紅白戦も予定していた。

 1軍は4日から3日間を全休に設定。「紅白戦はいったん白紙。開幕日が決まらない限り、選手はモチベーションが上がらない。正直、僕らも難しい。選手には一度(気持ちを)リセットしてもらう」と話した。

 7日からマツダスタジアムで全体練習を再開するが、ミニキャンプのように、体を追い込むことはしない。新たな開幕日が決まれば、その日に向けて練習試合を組み、他球団の状況によって難しいのであれば、紅白戦に切り替えて実戦感覚を取り戻す予定だ。

 監督就任1年目で、想定していなかった事態に直面している。“初陣”の日が決まらない中、指揮官としてチームを前へ進めていかなければならない。難しいかじ取りを迫られている。

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