広島・一岡 セットアッパー奪還目指す!オープン戦の無失点継続で

 広島の一岡竜司投手(29)がオープン戦の無失点を継続してセットアッパー奪還を目指す考えを示した。新外国人のDJ・ジョンソンやスコットとのし烈な争いから抜けだし、勝利の方程式の一角を奪い取る。

 充実感の中には強い覚悟が表れていた。9年目を迎えた一岡は、さまざまなテーマを掲げながらキャンプに臨んだ。力みのない安定したフォームを確立させるため、2段モーションを復活。また、クイック投法などテンポの違う投球法を増やし、技巧派の右腕らしく、変幻自在なスタイルで投球の幅を広げた。一岡は「けがなく終えたので良かったと思う」と充実の1カ月間を振り返った。

 昨季はセットアッパーを任されていたが、下半身の状態不良で夏に戦線離脱。0勝0敗16ホールド、防御率2・90の成績で33試合の登板にとどまった。今年は新外国人のDJ・ジョンソンやスコットが加入し、競争はよりし烈となっているが、そうやすやすと譲る気はない。

 「(セットアッパーは)おのずとそれなりの数字を出した人が投げている。数字を出せば、その位置にいけると思う」と返り咲きに向けて意欲を燃やす。

 22日のヤクルト戦(浦添)では1回を投げ、2三振を奪って三者凡退と上々の内容だった。「抑えることを一生懸命にやりたい」。開幕まで1カ月を切り、全身全霊で挑む背番号30。今後もオープン戦で無失点登板を継続し、不動のセットアッパーとしての地位を築く。

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