九里がアドゥワが…鯉投先発候補アピール不発 5人で残り4枠争い

 「オープン戦、巨人8-9広島」(24日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 沖縄でのオープン戦を3戦3勝で終えても佐々岡監督の表情は晴れなかった。九里は3回3安打2失点(自責1)。アドゥワも3回6安打3失点に終わった。いずれも先発候補。期待するだけに物足りなさが残った。

 先発した九里は二回、パーラの右前打から失点。三回1死三塁では丸に四球を与えた。「四球は反省。どういう結果になるかわからないけど、勝負してスイングをさせないといけなかった」と九里。指揮官も前回より球威などを評価しながら、「もっと良いもの見せてほしかった?当然ですね」と振り返った。

 六回から投げたアドゥワは「ボール先行になった。それが全て」。先頭打者への四球など不安定な投球が目立った。「やっぱり低めにいかないと」と佐々岡監督。持ち味の打者の手元で動く直球は高めに浮いたことで本来の威力でもなかった。

 先発6枠は大瀬良とK・ジョンソンが確定。野村が現在、右ふくらはぎを故障しているため、残り4枠を床田、ドラフト1位・森下(明大)、九里、アドゥワ、遠藤の5人で争う。候補は絞られており、アピールすれば集団から一歩抜け出すことができる。

 開幕まで1カ月を切った。沢崎投手コーチは「きょうもそうだけど、どんどん結果を出してほしいと思って送り出している」と力を込める。先発の再整備もV奪回の懸案事項。首脳陣はさらなる奮起を期待している。

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