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広島・鈴木、三冠王獲れ!キャンプ初日から、いきなり140メートル弾 28振で10発

 「広島春季キャンプ」(1日、日南)

 プロ野球12球団の春季キャンプが1日、宮崎、沖縄両県で始まった。広島は宮崎県日南市の天福球場でスタート。鈴木誠也外野手(25)は、朝山打撃コーチから「三冠王獲得」を目標に今季を戦うようハッパを掛けられた。主砲はV奪回後に「そういうタイトルが付いていれば」と視野に入れつつ、あくまで覇権奪回を第一目標に掲げた。ランチ特打では柵越えを連発し、観衆を大いに沸かせた。

 球春を迎えた南国で、鈴木誠は冷静にキャンプ初日を振り返った。朝山打撃コーチからの「今年は三冠王を獲る目標を持っていこう」という言葉。それを受け、主砲は「ありがたいですね。でも、そこは目指していない。チームが優勝して、最後にそういうタイトルが付いていれば」とあくまで覇権奪回をメインの目標に据えた。

 高いハードルを設けるのは、それを越えられる打者だからこそだ。朝山コーチは「誠也だから言えること。可能性は非常に高い。(好不調の)波を少なくして。チームの大黒柱なので」と揺るぎない信頼を言葉に乗せた。

 それもそのはずだ。千両役者はこの日、晴れ渡った空の下、ランチ特打で計69スイング中、10本の柵越え。最初のカーブマシンでは柵越えゼロだったが、42スイング目から打撃投手のケージに入ると、28スイングで10発という高確率で長打力を披露。3連発でケージを離れた際には、再びケージに戻ったファーストスイングで柵越えという“4連発”も見せた。

 最終の69スイング目に放った打球は、滞空時間の長い放物線を描いて中堅左に飛び込む推定140メートル弾。豪快なフィニッシュでスタンドを大いに沸かせた。屋外での打撃が久々ということを踏まえ「あまり力まず、コンタクトできたらいいと。崩れずに振れたので良かった」と自身に合格点を与えた。

 視察した阪神・太田スコアラーは「要注意人物に変わりない」と警戒心を強め、朝山コーチも「振れている感じがあるし、飛距離も出ている」と評価。まだ試運転の段階ながら、背番号1の頼もしさは増すばかりだ。

 今季は開幕が早まり、東京五輪での活躍にも注目が集まる。「こういうところでのケガは命取りになる。しっかりやって、しっかりケアしながらやりたい」と足元を見つめ、自己管理を徹底していく。午後は室内でバットを振り込み、練習後はファンのサインの求めに応じてペンを走らせた。初日から日南を熱気に包み、周囲を魅了した男の戦いが、本格的に幕を開けた。

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