大瀬良、新助っ倒じゃ 巨人&阪神の補強に闘志点火!来春退職の恩師に誓う

 広島・大瀬良大地投手(28)が22日、福岡県北九州市内で行われた九州共立大出身プロ野球選手後援会「選手との集い」に出席。来季、阪神&巨人の新助っ人斬りへ闘志を燃やした。今オフ、阪神はボーアやサンズ、巨人はパーラを獲得しており、V奪回のために外国人打者をいかに封じるかがテーマ。さらに大学時代の恩師で来年3月に定年退職する仲里清名誉監督(65)の前で、感謝の白星を贈る決意も示した。

 V奪回を目指す来季、エース・大瀬良の前には他球団の新戦力が立ちはだかる。今季4連覇を阻まれた巨人、さらに逆転Aクラス進出を許した阪神が着々と戦力補強を進めている。そんなセ・リーグの現状を俯瞰(ふかん)し、エースは冷静に言葉を紡いだ。

 「名のある、実力のある選手を他球団も力を入れて取っている。うちも力強い選手がまた新しく入ってくると思うので、みんなで力を合わせてそういったチームに勝てるようにやっていきたい」

 阪神はメジャー通算92本塁打で“バース2世”を期待されるボーアや、今年、韓国プロ野球で打点王に輝いたサンズと契約。巨人もナショナルズの世界一に貢献し、メジャー通算1312安打、88本塁打、522打点のパーラが入団する。助っ人が機能すれば相手打線の厚みは増すだけに、大瀬良はプロ6年の経験から導き出された対策を口にする。

 「力勝負だけでは難しくなる。内角の使い方、持ち球の使い方とか、やりようはいくらでもあるので、ワンパターンにならないことが大事だと思います」

 入団1年目から助っ人への苦手意識があり、「どうやったら抑えられるか、考えながらやっていた」と大瀬良。今季、本塁打王のDeNA・ソトには13打数3安打で打率・231、阪神・マルテを11打数2安打、打率・182に封じてみせた。それでも「ここぞで一発を打たれたりしている。減らしていければもっと改善していくと思う」とさらなる高みを目指す。

 この日は母校の後援会イベントに出席。恩師の仲里名誉監督は来年3月で定年退職することから、壇上で「『魂を込めて投げろ』という言葉が今の投球の基礎になっています」と感謝。そして過去6度の生観戦時に「一度も勝ったことがないので、勝ち試合をみせられるように頑張りたいと思います」と力を込めた。今季3年連続2桁勝利となる11勝を記録した鯉のエースが、新助っ人たちをなぎ倒し、今まで以上の存在感を示す。

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